尿素水識別センサーは近年急速に普及が進むトラック、建設機械、農業機械、船舶の尿素SCRシステムの濃度管理・制御用のセンサーとして用いられています。当社の尿素水識別センサーは世界で初めて車に搭載された販売実績を誇っています。
当社センサーの特徴
検出方式は熱式で、媒体の熱伝達率の差を利用して、媒体の違いや濃度の変化をとらえます。
熱の発生部分(ヒーター)と温度計(白金温度センサー)をワンチップ化した薄膜素子を使用し、長期間安定した性能を保持します。
検出部へ独自のカバーを設けることで、動的環境下での安定した計測を可能にしました。
主な機能
以下を管理する事により、尿素水以外の物質の誤注入や尿素水品質異常による排気ガス規制違反、触媒の劣化、軽油の誤注入による火災発生等を防止します。
- 液濃度計測
- – 濃度を高精度で計測します
- 液温度計測
- – 氷結や溶解を検出するため、温度も計測しています
- 空検出
- – タンク内が空かを検出します
- CAN通信
- – 1秒毎にセンサー情報を出力します
G3モデル ボトムインタイプ
2013年発売開始。タンクへ直接ネジ止めまたは溶着することで取り付けが可能です。前世代モデルに対して、大幅な小型化、軽量化を実現しています。
<取付例>
G3モデル リードタイプ
2014年発売開始。前世代モデルに対して、大幅な小型化、軽量化を実現し、様々な形状・大きさの解凍モジュールに組み付けて使用できます。多様な形状の尿素水タンクで使用可能な応用範囲の広さも特長の一つです。
<取付例>