燃料識別センサーは、2009年秋に上市したもので、トラックや建設機械、発電機等で使用されている燃料の品質や、バイオディーゼルの有無・比率を常時監視します。
近年では、環境保護や省エネ対策で引き合いが急増しています。
当社センサーの特徴
検出方式が熱式であるため、燃料油の色変化の影響を受けません。
媒体の「熱伝達率」と「動粘度」を同時に測定することで、燃料油の検出とバイオディーゼルの混合率を1つのセンサーで検知することが可能です。
熱の発生部分(ヒーター)と温度計(白金温度センサー)をワンチップ化した薄膜素子を使用し、長期間安定した性能を保持します。
主な機能
- 1. 燃料油の検出(灯油、軽油、重油)
- 2. 粗悪燃料油の使用の未然防止
- ※使用中の燃料に灯油成分の高い悪質軽油が使われていないかを常時監視
- 3. バイオディーゼル燃料油検出(混入率)
- ※高い比率で使われると装置の寿命に悪影響を与えるバイオディーゼルの有無・比率を常時監視
- 4. 灯油混入検出
- 5. タンク内に溜まった水を検出
- ※タンク内に一定量以上の雨水などが混入した状況を検出する
- 6. CAN通信(1秒毎にセンサー情報を出力)
G3Fモデル
2014年発売開始。タンクへ直接ネジ止めすることで取り付けが可能です。前世代モデルに対して、大幅な小型化、軽量化を実現しています。
<取付例>